2021年旧盆(ウンケー)

okinawa

去年に引き続き、静かなお盆になりそうです。

沖縄のお盆

沖縄の行事は、旧暦に沿って行われることが多く、

お盆もその一つ。

今年のカレンダーでは8月20日~22日が、旧暦のお盆(旧7月13日~15日)にあたってて、

本土とは1週間ぐらいズレがある。

だから、沖縄の人と結婚した人は、本土のお盆と沖縄のお盆を2つやらないといけないから

大変だろうなぁと思う。とくに嫁は。(笑)

 

さて、今日はご先祖様を家にお迎えする日。方言では「ウンケー」といいます。

仏壇を持っているご家庭では、ご先祖様が家まで迷わないよう玄関先にロウソクに火をともして

お迎えの準備をします。

沖縄では、お盆初日にご先祖様に出すお食事は、必ずジューシーが入っています。

これを方言で「ウンケージューシー」と呼んでいます。

私はこれが大好き!

本土でいう炊き込みご飯なんですが、

魚のだしと、ひじき、ニンジン、スパムポーク、ネギなどが入っていて、美味ですよ(*^^*)

ご家庭によって入れる具材がちょっとずつ違うから、

それを味わうのも楽しみのひとつ!

(出典:むぎ(猫) シンガーソングライター(@mugithecat))

今年98歳のおばぁ

いくら県や、親戚同士が、

「今年はコロナ感染を広げないように、お盆は控えましょうね~」

「玄関先の挨拶だけで済ませましょうね~」

「遠慮しましょうね~」

と言いくるめても、口では分かったといいつつ、

「いつくるの?」とストーカー並みに電話をかけてくるおばぁ。御年98歳。

認知症が進んでいるけど、しっかり旧盆のスケジュールは把握している現役のおばぁちゃんです。(笑)

仕方ないから、仕事帰りに線香をあげに行きつつ、

「ウンケージューシー」をもらいました。

一応、おばぁは新型コロナワクチンを接種したみたい。良かった。

副反応があったかどうかは、彼女が説明することが出来ないから分からずじまいだったけど、

おばぁの元気そうな顔を見れて、少し安心しました。(^^♪

エイサー

通常だと、夕方ぐらいになると三線と太鼓の音が街に響いているはずの住宅街は、

今年はどこの地域も中止、もしくは縮小しているみたい。

毎年お盆には、ご先祖様を供養するためにエイサーを演舞する青年たち、

三線の演奏隊、それに合わせて踊る女の子たちが練行列のように住宅街を回ります。

これを「道ジュネー」と呼んでいて、沖縄では夏の風物詩となっていました。

響かぬ太鼓、静かな旧盆 沖縄市 地謡だけで道ジュネー - 琉球新報デジタル
響かぬ太鼓、静かな旧盆 沖縄市 地謡だけで道ジュネー - 琉球新報デジタル

だけどコロナのせいで、私の住んでいる地域も例外ではなく、去年に引き続き「道ジュネー」は中止。

当たり前に聞こえた音も、聞けないとなると寂しく感じるものなんだぁ。

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