潔癖で鉄壁で完璧主義者の叔母
独身の叔母が脳梗塞で倒れて、今月で2年2か月が経つ。
潔癖で鉄壁で完璧主義者の叔母。
脳梗塞の後遺症で、言語障害と右側の半側空間無視の影響が現れた。
他人の助けがなければ生活できなくなったことが相当ショックだったのだろう。
入院中でも問題を起こしていたし、
退院してからも癇癪を起こしつづけて、介護する母も、叔母もみるみる疲弊していった。
心療内科って行くのに勇気いるじゃん?
そこで、2020年の5月から心療内科に通いだした。
これ、どうにかならないかなといつも思うんだけど、
心療内科って行くのに勇気いるじゃん?
やっぱ、まだ偏見があるから精神科に通ってるって近所に知られたら嫌って思う人多いと思うんだ。
でも、やっぱりつらくて、勇気を出して病院に電話したら、
予約が埋まってて、新規の患者は最速でも1か月後にやっと予約できるの!
(自分の時もそうだった!)
もうこの辛さから解放されたいと思って電話したのに、
1か月待たされるという地獄。。
私の時は、何とか1か月仕事も休まず過ごせたけど、
就業中、しょっちゅう外に出ては休んでいたし、
夜はなぜか泣きながら帰宅してたし、
休日は、泥のように眠ってご飯食べないで次の日出勤とかざらだった。
今思うとよく仕事続けられたなぁ。
なんとなく、診断されて職場には自分の現状を報告したかったのもある。
それまでは、なんとしても隠し通したかった。なぜか(笑)
今回は、叔母の為の受診だったけど、
初診で先生に説明するときは、言い足りないぐらい介護の苦労を語っていた。母が。
待ってましたとばかりにしゃべり倒す母。
患者は叔母なのに。(笑)
それでも心療内科の先生は、母の不安やうっぷんも丁寧に聞き取ってくれた。
叔母本人もイライラして辛いだろうと思っていたけど、
介護する側も、イライラを充てられて、
あの頃は、どうしようもできなくて辛い二重苦のスパイラルだった。
文法も単語もとっちらかっている叔母の話を聞くのも大変なのに、
母の介護の愚痴を聞くのも含めて一人分の診断料しか取らなかった、
懐の深い太っ腹な心療内科の先生には感謝しきれない。
あと、母は精神科の薬で叔母がとぅるばらん(頭がおかしくならない)か心配していたが、
私が以前、心療内科に通院して、薬も服用していたことも知っていたので、
グーグルさんで正確な情報調べて、薬の作用について丁寧に説明したし、
心療内科の先生もあわせて説明してくれて、不安を少しでも和らげようとしてくれた。
それからは、少しずつだけど薬の影響で癇癪を起すことも少なくなって、
言語のリハビリがスタートし、筆記とか出来ることがゆっくり増えていった。
叔母本人の自信が付いてきたのか、会話中にも笑顔が増えてきた。
心の余裕も感じられるようになってきた。
ビバ・叔母!
そこから薬の量を半分に減らし、
今年から薬を断って、今回の受診で心療内科を卒業することになった!
卒業おめでとう!叔母!
ビバ・叔母!
心療内科に通いだした2年前は、
訳も分からず勝手に叔母を心療内科に通わせている罪悪感があったのだが、
こうして今、私も母も叔母も、笑顔を見ることが出来るとは思わなかった!
3つの病院のうち、1つを卒業することが出来て、
こちらも負担が少し減って大満足の結果だ(^^)/
介護はまだまだ続くだろうが、
お互い、笑顔で過ごせる日が長く続くといいな~
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