3月11日。
2011年を境に、この日を忘れたことはない。
あの日のわたしは、大学2年生。
ちょうどアルバイトに出かける時間帯だった。
ニュースでは、日本全土の海岸は赤や黄色で点滅されていて、
沖縄も例外ではなかった。
沖縄から2,000km以上離れた場所で起こった大地震の影響で、
ほんの数時間で沖縄まで津波が到達しようとしている。
実際現地では雪が降るほどの寒さで、
想像を超える大津波が押し寄せているのを、ただテレビの前で見ていることしかできなかった。
アルバイトに行っている場合ではないと思った。
この場面を、今でも鮮明に思い出すことが出来る。
地震から2年後、岩手県遠野市にボランティアに行ったりしたけれど、
現地の方から逆に生きる力をもらって、人生観が変わったような気がします。
いつ死ぬかもしれない今日、なるべく笑って過ごせるように生きていきたい。
あのおじさん、まだ元気にすごしているかなぁ。
あれから12年が経ち、
わたしはアメリカで過ごしたり、
仕事でうつを発症したり、
長年の夢だった猫を飼い始めたり、
職種を変えて転職したり。
今度、また人生の転機を迎えようとしている。
日々は気づかぬほどに少しずつ変化しているけれど、
節目節目で見ると、こんなにも変化していることに驚きます。
もしまた鬱になることがあっても、
「わたしは何もできない」で落ち込む必要はないと教えたい。
だってこんなにも挑戦してきたんだもの。
少し休めば、いつかきっと、また回復する!
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