ご先祖様のお帰りです
今日は、旧盆の最終日。
方言では、「ウークイ」(ご先祖様を送る日)と呼んでいます。
「ウークイ」 では、一番豪華なご馳走を出して、
ご先祖様が思い残すことの無いようにもてなして、お送りすることが通常です。
仏壇には、果物、重箱のごちそう、中身汁などをうさげて、
各ご家庭の思い思いのおもてなしをするのです。
今年は、親戚の訪問もほぼゼロだったので、
お客さん用のごちそうもあまり用意しなくてよくて、
楽で良かった~
これだけだね。コロナでよかったところ。(笑)
いつもだったら、サーターアンダギーやら、天ぷらやらで、
朝7時から料理開始してたからね~(;^_^A
夕方になると、ご先祖様をグソー(あの世)にお送りする準備が始まります。
グソー(あの世)で使用されると信じられている、ウチカビ(あの世のお金)をご先祖様に持たせます。
これは、中国の文化が色濃く影響されているもので、
本家中国では、現行の通貨(ドルやユーロ、元など)を模したものを持たしたり、
故人が欲しかった、家や車などの紙細工を利用している家庭も多いとか。
時代によって、文化が変容していくって面白い!
「中身汁」の中身
沖縄は、豚の食文化がバラエティー豊か!
「鳴き声以外全部食べられる」
と言われるぐらい、どんな部分でも料理にしちゃいます。(笑)
ウークイの日に出される「中身汁」もその一つ!
豚のモツ(内臓)を使った汁物で、かつおダシと豚のうまみ、
しいたけのダシが合わさったうまみが凝縮された絶品料理です!
豚のモツの食感は、ホルモンよりそんなにブヨブヨしてなくて、
嚙み切れる!(笑)
沖縄の代表的な郷土料理なので、食堂でもたびたび見かけます!
すりおろしたショウガと一緒に食べると、くさみも気にならなくなります。
私の大好きな料理の一つなんだけど、
作るのがすごく手間なんで、家では年に1~2回ぐらいしか食べられないレアもの!
だからちょっとした楽しみでもある(*^^*)
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